不動産の運用とは?分譲マンションを貸す時の注意点
分譲マンションを貸す時の注意点1:適切な不動産会社を選ぶ
【住民の声】
勤務先でやむをえず転勤することになりました。家族全員で引っ越しをすることになったため、今のマンションを貸し出して収入になるようにすればよいと思うのですが、個人でできることでしょうか。
【お悩み解決のポイント】
個人間の契約で分譲マンションを貸し出すことは多くありません。大抵は不動産会社に仲介を依頼し、手数料を支払う代わりに、借り手探しや実際の手続きを行ってもらいます。仲介だけを依頼することも、管理も含めて依頼することもできるので、条件の合う不動産会社を探してみましょう。
分譲マンションを貸す時の注意点2:使う可能性がある時は慎重に
【住民の声】
親が住んでいたマンションをどうするかで迷っています。将来的に息子が使う可能性があるのですが、しばらく貸し出して収入を得て、必要になったら使うということはできるのでしょうか。
【お悩み解決のポイント】
将来的に使う可能性がある場合、部屋を貸し出すかどうかは慎重に判断しなければなりません。なぜなら、一度借り手が見つかって契約が済めば、こちらの都合だけで「出て行って」、とは言えないからです。 定期借家契約にする方法もありますが、それだと借り手が見つかりにくくなるかもしれません。そのまま使わずに保有する、もしくは売却するという選択肢も検討してみましょう。
分譲マンションを貸す時の注意点3:必要な費用
【住民の声】
自分が住んでいたマンションが引っ越しのため空き家になってしまいました。人に貸し出そうと考えていますが、最初に何かしらのお金はかかるのでしょうか。
【お悩み解決のポイント】
まず必要になるのは、部屋のリフォーム費用やクリーニング費用です。また、不動産会社の仲介手数料や、不動産所得を得たことによる税金の支払いもいずれ必要になります。さらに、マンションの管理費や修繕積立金、固定資産税などの支払い義務は、区分所有者にあることも忘れてはなりません。初期投資+継続的な費用を計算して、部屋を貸し出すメリットやデメリットをご検討ください。
まとめ:部屋を貸し出す時は、十分に情報を集めよう
不動産を運用して収入を得ることに、憧れを抱く人も多いでしょう。しかし現実には、そう簡単にいくとは限りません。他の選択肢も含めて検討し、十分な情報を集めてから実行に移しましょう。
分譲マンションを購入したあと、転勤などによって引っ越しを余儀なくされることがあります。そのままでは固定資産税などがかかるだけなので、家を貸し出して収入を得ようとする方も多いでしょう。そこで、分譲マンションの部屋を貸し出す場合の注意点をご紹介します。