マンションの迷惑チラシ・ビラを入れさせないための工夫

マンションの郵便受けを開けたところ、大量のチラシ・ビラが出てきて困った経験はないでしょうか。必要もないチラシ・ビラを入れられるのは、マンションでよくあるトラブルのひとつです。ここでは、迷惑なチラシ・ビラへの対策を考えてみましょう。

マンションの迷惑チラシ・ビラ1:住居侵入罪には問える?

【住民の声】

不動産や宅配ピザのチラシが入っていて迷惑しています。外部の人が勝手にマンションに入ってきてチラシを投函していくことについて、知人と話していたところ、「住居侵入罪に問えるのではないか」という話題が出てきたのですが、実際のところはどうなのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】

多くのマンションでは、郵便受けの辺りまでは誰でも入ることができます。そのため、チラシのポスティングが住居侵入罪に当たることはありません。ただし、「チラシ・ビラお断り」の意思を明確にしていた場合は話が変わってきます。居住者もしくは管理組合が拒否しているにも関わらず投函を続ければ、住居侵入罪に該当する可能性はあるでしょう。 もちろん、実際に警察沙汰・裁判沙汰になることはまずありえません。ポスティングをする人も「チラシ・ビラお断り」と書かれているところには入れにくくなると考えられますのでそういったステッカー等を購入し、郵便受けに貼ってみましょう。

マンションの迷惑チラシ・ビラ2:物理的に締め出す方法

【住民の声】

チラシ・ビラが鬱陶しくて仕方がないので、何とか入れさせない方法がないかと考えた結果、「そもそもポストまで来られなくしてしまえばいいのでは」と思い至りました。そのようなマンションはあるのでしょうか。

【お悩み解決のポイント】

ポストルームを作り、集合ポストまで簡単に近づけなくしているマンションは実際にあります。中に入るには管理員から鍵をもらうか、あらかじめ預かっている鍵を使うかしかないので、郵便局や配送会社の人以外は入れないというわけです。新たにポストルームを作るとなると費用がかかるので、管理組合に要望を出してみてはいかがでしょうか。

まとめ:工夫してチラシ・ビラの投函を防ごう

チラシやビラの投函をどうしてもやめさせたい場合は、広告主に管理組合から苦情を入れてもらうという手段もあります。そこまでする必要はないと感じるのであれば、ステッカーなどを使って自衛に努めるのが望ましいでしょう。ちょっとした工夫でチラシが激減することもあるので、いろいろ試してみてください。